和大よ、中心部に帰ってこい!

和歌山市中心部の空洞化が問題化し始めて、最早半世紀が経とうとしています。

この空洞化、様々な原因が挙げられていますが、大きな理由の一つが、和歌山大学の郊外移転でしょう。

中心部に学生街という機能が失われたことは、大きな損失と言えるでしょう。

残念ながら私は20代後半という年齢もあり、中心部は衰退しきった姿しか記憶にありません。中心部に人が大勢いるのは祭り・イベント開催時だけで、継続的には人がいないというイメージは幼稚園児の頃からありました。

都市という機能は、間違いなく核となる場所の整備が不可欠です。その核としての機能を取り戻す手段として、現在の和歌山市にとって最も劇薬となり得るのが、和歌山大学の中心部回帰です!

しかし、中心部は空洞化は進んでいるものの、大きな土地が空いていないという問題があります。

航空写真を眺めていても、広い土地は和歌山城くらいですよね。

しかし、和歌山城の南側、県立近代美術館・県立博物館の更に南側に、中心部に立地し続けていいのか、という施設があります。

それが、和歌山大学教育学部附属小・中学校です。

わたしは両校のOBでもあるんですが、現在では一学年の人数が、特に小学校では当時よりもかなり減りました。恐らくは、使われていない教室もかなり増えているのではないかと思います。

つまり、使われていない空間が増えているのならば、中心部に立地し続けるのではなく、小・中学校の郊外移転を検討すべきなのかもしれません。

更には、かつての和歌山大学も、この小・中学校の敷地にありました。そのことを考えても、原点回帰として、中心部に和歌山大学の一部の学部だけでも、この小・中学校の場所に移転すべきではないでしょうか。

思い出してみれば、小・中学生の頃は、食べ歩きなどすることなく、下校時はまっすぐ家に帰っていました。そんなよい子ばかりでは、中心部の活性化は難しいでしょう。今後の半世紀を考える上で、大学生が今よりももっと中心部に帰ってくるように検討することは、非常に重要なことではないでしょうか。