串本町の「スペースポート」からロケットが発射されるという計画をニュースで知った時、作成者自身はとてもワクワクしたのを覚えています。「そうか~、和歌山もこんな産業が成り立つ時代がやってきたんや~」と、色々な未来予想をしたものです。
しかし、ある日思いました。「ん?宇宙について学ぶ拠点って和歌山にある?」と。
あることにはあります。和歌山市立こども科学館です。市内の小学生だった人は何度も足を運んだことでしょうか。最上階のプラネタリウムも思い出になっている人は多いことでしょう。ただ、作成者もそうなのですが、成人してからは行くことはまず無くなりました。理由は単純、「こども」という名称なので大人一人では入りづらいんです。

そんな人は案外多いかもしれません。大人になってからは子どもと一緒に行くくらいという方も少なくはないでしょう。
また、施設自体も古いので、展示内容は京阪神の他施設と比べると、「うん、、、」という言語化できない感情は消えません。そして何より、ロケット発射場が県内に出来たにも関わらず、宇宙関連の展示がそもそも少ないんです。
勿体ない!
和歌山は天文台が「みさと」と「川辺」の二つあり、ロケット発射場があるといったように、宇宙と最も近い都道府県のひとつです!そんな県内で唯一といっていい、宇宙について学べる科学館が、老朽化+こども向けというのは資源の有効活用し切れていないと思われてもおかしくありません。
そこで、宇宙に関する展示を充実させる形での新たな科学館整備が必要なのではないでしょうか。
ではここで、理想的な見本を紹介しましょう。
近年の科学館をリードしている存在は、個人的に「名古屋市科学館」だと考えています。

この施設、子ども向けなのはもちろんのこと、日本最大のプラネタリウムを擁していることもあり、若者のデートスポットとしても機能しています。そして何より、宇宙に関する展示も充実しています。

要するに、今の和歌山県には、「宇宙に関する展示の充実」「こども達に特化せず、あらゆる年齢層が学べる空間」「若者のデートスポットとなる教育施設」が、必要ではないかということです。この全ての機能を有することが出来れば、施設の成功に留まらず、まちづくりにも一役買うことは確実です!
現在、和歌山市内は空きビル・空きテナント・空地が増加中です。そのどこかに、新たな科学館を移転整備することで、中心部の賑わい回復に一役買うかもしれません。
空きビルが絶賛増加中の本町通りも考えられますし、空きテナントだらけの「City!wakayama」ならばロケットを屋外展示できますし、いずれにせよ、新たな科学館を設置したエリアでの活性化は大いに期待できるでしょう!


また、この科学館を契機に、岡公園に野外展示されている汽車や路面電車を科学館に移設することも考えられます。というか、そうすべきでしょう!

館内の展示エリアイメージは「宇宙」「物理・科学」「産業」といったところでしょうか。こんな科学館ならば、観光客に留まらず、多くの市民を集めることも大いに期待できます!なにより、「こども」に限らず、多くの人が科学を学ぶ拠点として、多くの相乗効果を産むことになるでしょう!
また、余談ですが、日本の科学の殿堂・国立科学博物館では収蔵庫の広さが限界に近付いているとか。その新たな収蔵庫の設置場所として和歌山が立候補して、譲り受けた展示品を、「西の国立科学博物館」として展示するのも、面白いかもしれませんね~。
